中島みゆき 「I Love You, 答えてくれ」

この秋にリリースされた新譜、「I Love You, 答えてくれ」。
再録などでないオリジナルアルバムを2年続けてだすのはここ最近はめずらしいかも。

今年のアルバムは、どちらかというとロックティストな雰囲気になっています。詩のほうも鋭く尖ったような内容が多く、いろいろな意味で胸を突かれるような感じがします。

とくに、「Nobody Is Right」。
匕首のような鋭さで突かれて心からなにか零れ落ちそうな曲。
《もしも私が全て正しいのなら、~私以外は全て間違いばかり》
私はそこまで極端ではないと思うけれどもあながし否定はできなず、日々いらいらすることも多々。まるでそこを突かれたような気がしました。私としてはこの曲にはちょっと抵抗感があるものの、そのような裏面を表に引きずり出して曲に、言葉に描ききってしまったところに感嘆を感じます。

「背広の下のロックンロール」もまた鋭さを感じた曲。
《たぎる怒り、たぎる願い、抱え込んで、たくし込んで》
多分にそんなところもあるけれど、所詮背広では裾が煽られるように表に出してしまったり。そんな自分と重ねてちょっとにやり。

あと私的に好きな曲は、まずは「顔のない街の中で」「サバイバルロード」。これらもメッセージ性のある激しい感情をもった曲。あと、激しさはないものの感情あふれる「一期一会」や「惜しみなく愛の言葉を」などもまたお気に入りです。

「ボディ・トーク」では、
《言葉なんて迫力がない。~なんて弱いんだろう》
といっているものの、全然そんなことない、言葉にとても重みのある曲をまとめた、そんなアルバムです。

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